労務理論学会第20回全国大会のご案内および統一論題趣旨説明

2010611日(金)から613日(日) 龍谷大学草津キャンパスにて開催されます。

?統一論題;経営労務と労使関係の新局面

2009912

大会プログラム委員長 井上 千一  

 (趣旨)

 日本においてここ10年ほどの間に生じた経営労務施策の諸特徴をその背景であると同時に結果でもある労使関係面の新しい特徴や傾向と関わらせて明らかにしようというのが本大会の趣旨です。

 経済のグローバル化や市場原理主義の徹底のもとで企業間競争はかつてないほど厳しさを増している中、ワーキングプア、格差社会問題、派遣村などの深刻な社会問題を引き起こしました。少子高齢化対策や雇用不安に対する諸施策も大きな効果をあげているとは言えない状況が続いています。経営学の領域で企業の社会的責任(CSR)が深刻なテーマとして浮上するのはこのような根拠からではないでしょうか。さらには経済活動の持続可能性そのものも問われています。このような状況から企業経営者にも新たな姿勢と取り組みが求められています。

 たとえば、「仕事と家庭の両立(ワーク・ライフ・バランス)」への配慮、ダイバーシティ・マネジメントの提起、メンタルヘルス対策など比較的新しい傾向は、企業活動の長期的な持続可能性を考えると、企業経営者としても取り組まざるを得ない問題になっています。一方、これらの傾向は労働組合の側にも様々な課題を提起し何らかの対応を取らざるを得ません。

 今回の全国大会においても、労務理論学会としてこれら経営労務における比較的最新の傾向の内容、意義、課題について議論を深める意義は大いにあると思います。

 6月11日から13日まで龍谷大学深草キャンパスで開催される第20回労務理論学会全国大会に、是非多くの会員が参加していただき、報告者、コメンテーターとともに議論を深めてください。

 新緑の京都で行われます。そして京都で労働者を「大事」にしながら経営をしている企業経営者を招き、特別シンポジウムも企画しています。是非多くの会員をお待ちしています。

 詳細なる、ご案内は5月の連休明けにはお手元にお届けできると思います。